『Philosophy of Science』読書会 2024-02-21
宿題
§8.2 The Problem of Theoretical Terms
第8章「Epistemic and Metaphysical Issues about Scientific Theories」
pp. 133–140
Theoretical Terms の問題: 計測できない概念を説明に使ってる。
e.g. Newton力学
近接作用: こっちは還元できる。
遠隔作用
i.e. 重力
これが問題
チカラそのものは観測できない。
vs. 機械論的な代替が求められた。
当時からの疑義: オカルトでは?
e.g. 他の例
分子、電子、遺伝子
問題: 言語の意味と学習
どこかで grounding しないと いけない
理論上の実体によるインパクト
還元
単なる abbr
現実にはムリ
complete interpretation は不可能
対案
partial interpretation
ja: 論理実証主義者
4.2 Indirect Interpretation
it must not be assumed that the interpretation of theoretical terms results in a unique determination of the extension of these terms. This is an implication of Carnap’s doctrine of partial interpretation (1958)
4.4 Defining Theoretical Terms
Lewis (1970) insists on a unique interpretation of theoretical terms, thus rejecting Carnap’s doctrine of partial interpretation. Carnap (1961) is most explicit about the indeterminacy that this doctrine implies.
解釈は部分的である。用語に経験的な内容を与えるが、経験を網羅することはない。(p. 138)
「さもなくば説明能力を失なう」?
計測はできても、定義できない。
経験しつくせないため
つまり partial
もし complete interpretation があれば、 term を単なる abbr に還元できる。
e.g.
質量はNewton力学で(明確には)定義されない。未定義用語である。 辞書的な定義とは違う
派生概念は定義できる。
論理実証主義者
unobservational terms は observational terms に連絡すべし
科学を僭称する疑似科学を弁別しようとした
e.g. principle of verification by Mach
達成不可能
もしくは説明能力を失なう。
「観察につなげよ」という要請は強すぎる。
観測不能なモノと用語への対応を再考すべきだろう。
18世紀の継承を置き換えたい。
疑問wint.icon
partial interpretation は経験による grounding では ないか? empirical grounding
ref.
18世紀人の発想から開始されても…。
ノイラートの船に乗って、漸進的にやるしかなくない?
議論
出出し
論理実証主義者の遺物
命題への信仰心が強すぎる なごり
数式も言語だろう
強い経験主義。デカルト主義。
cf. ラッセル「センス・データは ある」
カルナップ: 理論文 vs 観察文
文が真理を表してる。
cf. クワイン流
この二分法も明確に分けられない。
wint
ある意味ありがちな議論のおさらいだった。
特に経験への還元はムリそうだ。
complete interpretation
これは認識論的な創発では?wint.icon
e.g. ロバート・ミリカン
外れ値
あと決定不全
circulation じゃん
vs. ベースと観察の二分法でやる流派がある。
分野間の確度やロバストネスの違いを使える。
bootstraping したら良いじゃない。wint.icon
物理学者的な言いかた: たしからしさを あげていければ十分だろう。
Aketo: 哲学者の知識への潔癖すぎる態度
wint: 知識を純化・理想化させすぎてる。
しん
観察文 vs 理論文の線引き問題
e.g. 哲学者の言語ゲーム、物理学者の言語ゲーム
掘り抜くと、どこかに最初の前提がある。
カルナップ
哲学者と物理学者とで理論とデータの線引きが違う。
cf. マルクス・ガブリエル「意味の場」
なんで線引きのコンセンサスが取れてるの?
それぞれのコミュが無自覚だったのでは?
Aketo:
哲学という disipline が縦割り主義では?
われわれは知識のユーザーである。
どこかでブラックボックスとしてインターフェイス越しに使ってるはず。
vs デカルトの近代精神が強すぎた。
ヘーゲリアンやパースでは?
ニーチェを忘れてるのでは?
論理実証主義者はヘーゲルを忘れてる。発展段階論を忘れてる。
マルクスの悪影響が強かった。
デカルトにまで立ち戻った。
デカルトで断絶がある。
vs ソクラテス: physics vs metaphysics
wint:
さきほどのコンセンサスは幻想では?ヒトの分類学的なバイアスで切り出してるだけでは?
e.g. 学会とか
Aketo「科学哲学を批判したい」→ 科学的非哲学
Aketo: プラトン主義こそが哲学では?
科学に依拠しすぎ
e.g. 科学を科学する。
線引きが好き。
叩きやすいところからじゃね?
進展がなくない?
この本を反面教師にしたい。
むすび
しん
哲学者ふくめレッテル張りばっかりでは?
これは悪いアイドルオタクと同じだ。
相手を下げるな。
Aketo
テキストは強い。分身である。
批判も しやすい。
派閥なしに評価もない。
grouping なしだと、個人攻撃になってしまって良くない。
wint
言語も避けがたい
typology は避けがたい
Aketo
語の組合せ爆発のカバー範囲がスゴい
しん
総合的判断は集団的にやってるのでは?
wint: meme の文化的進化だろう
Aketo
テキストが強すぎた。いまならマルチメディアでも良いはず。
哲学は結局は言語でやってる。
言語は人工物である。
artifact
共通語という共通規格が非常に有用だった。
ラジオやテレビのおかげ
言語ゲームに代表される言語そのもののダイナミズムを知るべき。